デザインが良くなったらどうなるの? #33

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株式会社NASU 2025.11.25
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おはようございます。株式会社NASUです。最近以前にも増して「メルマガ読んでます」「メルマガいいですね〜」と声をかけていただけることが増え、嬉しい限りです。このメルマガが目指す「デザインが良くなったらどうなるの?」が少しずつですが広がりつつあることを感じます。本日もビジネスに役立つデザインの知識をお届けしますので、最後までお読みいただけると嬉しいです。

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今週のテーマ:

01 | 前田高志がデザインの考え方・視点を伝える:ブランディングは、かっこよさなんかじゃない!

02 | 世の中のデザインを深掘りする:Suicaのペンギンを、なぜ変えるのか?

03 | NASUのデザイン、その意図と狙い:待ち合わせスポットになる屋外広告 松谷化学工業株式会社

04 | デザインの疑問に一問一答!:Q.パン屋さんのロゴ案が多すぎて、どうアドバイスしていいか分かりません

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01 | 前田高志がデザインの考え方・視点を伝える

ブランディングは、かっこよさなんかじゃない!

(執筆 : 前田高志)

バルミューダが今期大きな赤字を出したというニュースに対して、「ブランディングの敗北だ」という論調の記事をいくつも目にした。しかし、その言葉にどうにも違和感が残る。多くの人が語るブランディングは、見た目が整っているとか、世界観がかっこいいとか、そういうビジュアル面に偏っている。そこから「バルミューダ=高くてオシャレな家電」というイメージで語られてしまっているけれど、本来のブランドとしての捉え方からすると大きくズレているように思う。

僕自身、バルミューダに限らずいわゆるおしゃれ家電がずっと好きだ。外装やフォルムがインテリアとして機能する家電、置いてあるだけで空気が変わるような物体としての魅力を持つ家電に惹かれてきた。だからこそバルミューダの家電が、かっこいい高級家電と呼ばれることには抵抗はない。ただ、それだけで語ってしまうと、バルミューダ本来の価値が見えなくなるとも感じている。

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  • Suicaのペンギンを、なぜ変えるのか?
  • 待ち合わせスポットになる屋外広告 松谷化学工業株式会社
  • Q.パン屋さんのロゴ案が多すぎて、どうアドバイスしていいか分かりません
  • NASUからのお知らせです。

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