デザインが良くなったらどうなるの? #8

おはようございます! 株式会社NASUです。気づけば12月、今年の終わりが近づいてきました。今年中に片付けておきたいことや、新年の準備で慌ただしい時期ですが、このメールマガジンが皆さまにとって、少しでもひと息つける時間になれば嬉しいです。さてNASUがお届けするメールマガジン「デザインが良くなったらどうなるの?」の8号をお届けします。
「デザインが良くなったらどうなるの?」では、主にビジネスパーソン向けに「デザインをよくすることがビジネスにどう影響するのか?」をお伝えしていきます。
今週のテーマ:
01 | 前田高志がデザインの考え方・視点を伝える:
マメジメントは最強のマネジメント
02 | 世の中のデザインを深掘りする:
周年ロゴの役割とは?
03 | NASUのデザインが生んだビジネスの変化:
性教育のボードゲームをテーマを悟られずに作りたい。
04 | デザインの疑問に一問一答!:
Q:決裁者が好き・嫌いで判断することが起こらないように、デザインの社内提案時に役立つ伝え方や説明すべきポイントを教わりたいです。
01 | 前田高志がデザインの考え方・視点を伝える
マメジメントは最強のマネジメント
(執筆 : 前田高志)
どうも、前田高志です。
あけましておめでとうございます。12月に入ってもう1週間たったので、年が明けたつもりで過ごしたほうがいいと思います。なので新年のご挨拶。
今月「キャリアデザインの会」(12.20@大阪梅田)というイベントに出たり、『Web Designing』という雑誌で取材を受けたり、キャリアや人材育成について語る機会も増えてきました。今回は「人材マネジメント」について話したいと思います。
あらためて僕が言うまでもなく、ビジネスを左右するには「人材」である。それが、どの企業においても昨今の大きな悩みであり課題でしょう。
募集しても必要な人数の人材が集まらない状況です。以前は自社に本当に合った人材を採用できていましたが、今は妥協でしか選べなくなっている。
必然的に「マネジメント」(育成)が大事になってくる。だいたいどこの会社もこういう人材が欲しい。特に人間性が大きい。「自主性」「素直」「好奇心」「他者目線」だ。この4つを今の若者に伝え、育成しようとしても伝わらない。耳にタコ。自己啓発本やビジネス書ですでにどこかで聞いたことが多いからだろうか。しかし、マインドセットはマネジメントにおいて必要不可欠で「ほぼマインドセット」というのが僕の結論。だからこそマインドセットをマメに伝えること=「マメジメネント」が必要だと感じています。
例えば、人材育成において最強のマネジメントの言葉はこれだ。
「明るい未来を予測して、行動できる人になれ」
ただし、これでは頭に残りにくいので、マメジメネントの一環として僕がおすすめするのは「違う言い方」で「ひとこと」にすることだ。「フックのあるひとこと」が圧倒的に頭に残りやすい。言葉は脳にこびりつかないと意味がない。僕はデザインの提案でもかならず「ひとこと化」を行う。
「明るい未来を予測して、行動できる人になれ」を例に考えてみよう。イメージしやすいアニメで伝えるとなおよい。アムロ・レイのようにニュータイプとして覚醒、写輪眼、見聞色の覇気、炭治郎のような嗅覚…いずれも古いな……『ダンダダン』で言いたかったけど難しい。『ダンダダン』なら、おばあちゃんかな……。こんな風に未来に関する能力を伝えた上で、「未来に対応できる特殊能力を身につけよう」と伝えてみてはどうだろう? 脳に定着して引き出しやすくなるのではないだろうか?
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- 周年ロゴの役割とは?
- 性教育のボードゲームをテーマを悟られずに作りたい。
- Q:決裁者が好き・嫌いで判断することが起こらないように、デザインの社内提案時に役立つ伝え方や説明すべきポイントを教わりたいです。
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