デザインが良くなったらどうなるの? #23

おはようございます。株式会社NASUです。2025年も折り返しを迎え、いよいよ夏本番。強い陽射しに、季節の移ろいを実感する日が増えてきましたね。今日も日々の実務に効くデザインの見方、考え方をお届けしてまいりますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
NEWS!!
非デザイナー向け、プレゼン資料でデザインの基礎が学べるイベント「デザインセッション3:プレゼン資料制作の学習法を全公開します」の開催が決定!7月20日(日)19時よりオンライン配信します。

今回は、そのプレゼン資料を実際に使ったものをブラッシュアップしていきます。デザイナー前田が作業画面を共有し、非デザイナーの浜田が疑問を投げかける。これを配信することで、皆さんに経験を共有できるイベントを開催します。
例えば、こんなことを話しながら、プレゼン資料のブラッシュアップを配信します。
・必要な機能を必要な分だけを学ぶAdobe Illustratorの基礎・時短のためのショートカット、スクリプト・プレゼンテーションにおける情報のプライオリティ・その他、実際の経験をもとにしたデザイントーク・チャット欄を使った無限質疑応答
※セミナーのように資料を用意した形式ではなく、カジュアルトークのため、内容に変動があります。
お申し込みは、こちらから。アーカイブもございますので、リアルタイムで視聴できなくても大丈夫。
今週のテーマ:
01 | 前田高志がデザインの考え方・視点を伝える:
「情報と情緒」というデザインのチューニングは一生使える。
02 | 世の中のデザインを深掘りする:
デザインリテラシーについて考える。
03 | NASUのデザインが生んだビジネスの変化:
もらった人が笑顔になる特典を考えたい。
04 | デザインの疑問に一問一答!:
Q:一貫したブランドイメージを作るには?
01 | 前田高志がデザインの考え方・視点を伝える
「情報と情緒」というデザインのチューニングは一生使える。
(執筆 : 前田高志)
今から話すこの考えは、プロのデザイナーよりもむしろビジネスパーソンに喜ばれることが多い。
6月に発売した新刊『3分でよくなるデザイン』では、デザインをブラッシュアップする際に「情報」と「情緒」、どちらを優先するかを軸に考えることを提案しました。情報とは分かりやすさ、情緒とはビジュアルの魅力。この2つを行き来しながら調整するのがデザインです。

この考え方は、ビジネスの現場でも好評をいただいています。デザイン書を多数制作されヒットメーカーであるingectar-e 寺本恵里さんも「これは一瞬で理解できて一生使えるメソッド」と絶賛してくれました。寺本さんがFullme(フルミー)というオンラインスクールで熱弁してくれ、多くの方が共感してくれて、その場で本を買ってくれる方がいたそうです。
僕自身もこれまでに『鬼フィードバック』など、実践的なデザイン書籍の制作を通じて、さまざまな意見に触れてきました。「鬼フィードバック前のデザインのほうが良かった」といった感想もありました。でも、それがほんと嫌だったんですよ。実際、分かりやすさを優先すれば、スタイリッシュさが薄れることもあります。でも大事なのは「目的に合っているかどうか」。伝わることが優先される場面では、「情報」に寄せる判断が正解です。
この記事は無料で続きを読めます
- デザインリテラシーについて考える。
- もらった人が笑顔になる特典を考えたい。
- Q:一貫したブランドイメージを作るには?
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