デザインが良くなったらどうなるの? #21

おはようございます、株式会社NASUです。6月に入り、初夏の空気が感じられる頃となりましたね。新年度の慌ただしさも少し落ち着き、日常のリズムが整ってきたという方も多いのではないでしょうか。最近「メルマガ読んでます!」という声をいただくことが増え、私たちも励みになっています。感想やご質問もいつでもお待ちしております。本日も、実務に活かせるデザインの知識をお届けします。
今週のテーマ:
01 | 前田高志がデザインの考え方・視点を伝える:
市場性だけを高めすぎるとブランド崩壊する。
02 | 世の中のデザインを深掘りする:
「いい日ドミの日」のコピーを見て考えたこと。
03 | NASUのデザインが生んだビジネスの変化:
コロナ禍での名刺交換を楽しいものにしたい
04 | デザインの疑問に一問一答!:
Q:受注前の提案段階では、どのような内容をプレゼンしていますか?
01 | 前田高志がデザインの考え方・視点を伝える
市場性だけを高めすぎるとブランド崩壊する。
(執筆 : 前田高志)
世の中で「良い」とされているWebデザインって、正直どれも似ている。これはブランディングを考えるうえでも非常に重要なポイントで、「なんとなく良さそう」なものに流されすぎると、独自性がどんどん失われてしまう。今は、採用戦国時代。学生や転職活動中の社会人に向けた「良い会社ですよ〜」アピールばかりだ。そして、入社した時に現実とイメージのギャップが生まれ退職につながる。
たとえば、建築会社のWebサイトをいくつか調べてみると、どこもほとんど同じような構成になっている。サンセリフ書体の英語が混じったキャッチコピー、カフェのようなおしゃれで空気感のある写真、そして「地図に残る仕事をしよう」みたいなテンプレート的なメッセージ。どれも悪くないけど、「これ、前も見たな」と思わせるような印象ばかりが残る。
もちろん、僕たちNASUもある程度は市場に合わせたチューニングをしている。全部が全部、突き抜けた表現では伝わりにくいし、依頼してもらえないリスクもある。ただ、その調整が行き過ぎると、他社との違いがなくなり、どこにでもあるデザイン会社になってしまう。ここには異常に執着している。
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- 「「いい日ドミの日」のコピーを見て考えたこと。
- コロナ禍での名刺交換を楽しいものにしたい
- Q:受注前の提案段階では、どのような内容をプレゼンしていますか?
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